群馬県桐生市
 
 
 
 

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学校長あいさつ
 
 花を見ながら

 校庭を挟んで職員室ベランダの真向かいに見える、桐生一開花が早いとも言われているソメイヨシノが、すっかり花を散らせて葉桜となりました。同じ校庭にありながら、違った場所に植えられた他のソメイヨシノにはまだ花が付いているのですから不思議なものです。
 早咲きの理由は、その木が生まれ持つ特性にあるのか、それとも、木が植えられた場所にあるのか、素人には判断のしようがありません。その桜は、毎年のように地元紙に報じられる人気者で、数本ある本校のソメイヨシノの中では圧倒的な人気を誇っていますが、早く咲けば早く散るのがものの道理で、折からの強風を受けて早々に花びらを散らせてしまいました。
 強い風に舞う花びらを見ながら、ふと、ここのところ何度も耳にした流行(はやり)の表現が心に浮かび、「そうか、これが平成最後の桜なんだ」と、ひとりつぶやいてみました。つぶやきは、ひとつの時代が終わるという認識をもたらし、何とも言えない寂しさを連れてきました。
 心に浮かんだ、その寂しさをなだめるように、しばらくは、風に運ばれて踊る桜の花びらを目で追っていましたが、そのうち、春が来ると、再び花を咲かせる桜の本性に思い至りました。それに呼応するかのように、突然「令和」という、まだ、いくぶん距離感のある次の時代の名が思い出され、胸中に、何とも言えない清涼感が広がってきたのです。清く涼やかな胸の広がりは、大きな希望をつれてきました。希望とは、主役として令和の時代を築いていく生徒たちに、賢く、たくましく、優しい人になってもらうことにほかなりません。教職員が力を合わせ、保護者の皆様、地域の皆様と心を一つにして、中央中の教育を進めていこう・・・花を見ながら、いつしかそんな思いで胸がいっぱいになっていました。

 来年の三月の末頃、校庭の桜は、美しい花を咲かせていることでしょう。令和初の桜です。そのとき、中央中で学ぶ258人の生徒たちは、中央中での一年にも及ぶ学びを受けて、どのような花を咲かせていることでしょうか。

   平成31年 4月                     
 校長  寺島 達也
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